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海外の温泉

 温泉好きです。国内では、1,100以上の湯に浸かっています。海外の旅でも、139の温泉に入浴しました。ぬるくて風呂といえないものも多いのですが、日本の湯に負けない温泉もあります。139湯の中から地区別ベスト1を主観で選びました。選外の129湯も地区ごとに紹介しています。

地区別ベスト1

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Riard River Hot Springs  (北米)
 入浴  1996年6月5日
 国名  カナダ
 町名  Riard River Hot Springs Park in British Columbia
 施設  川と池
 料金  無料

 アラスカハイウェイ沿い、ユーコンテリトリーとの州境に近い。川が天然の温泉。川底の源泉湧き出し口はかなり熱いが、離れると一気にぬるくなる。少し離れたところに丸い池があり、そこも温泉になっている。こっちは深くて人がいないのがいいが、足が着かず落ち着かない。脱衣所があり(ここでは水着を着るのがマナー)無料ながら施設がしっかりしている。野趣満点で森林浴も楽しめる。

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Banos del Inca  (ラテンアメリカ)
 入浴  1996年11月22日
 国名  ペルー
 町名  Banos del Inca
 施設  Los banos del Inca
 料金  4ソル(157円)
 インカ文明の皇帝アタワルパも入ったというので、インカ版・信玄の隠し湯みたいなものだろう。風呂はA~Cとランクつけがあるが、料金はほどんど変わらない。僕は最上級のTuristasに入ったがそれでも4ソルだ。個室なので水着は不要、湯船は人が入れ替わる度に掃除しているので清潔、しかも湯はとても熱い。温泉プール(piscina)は1.5ソル(60円)と安いが、ケチらないのがベスト。アンデスの町カハマルカから5キロ東に行ったところで、バスも頻繁に出ている。

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Antarctica Hot Springs  (南極)
 入浴  1997年1月27日
 国名  南極
 場所  Deception Island
 施設  海岸
 料金  無料
 おおぅ、なんと南極に温泉が・・・・・・。正確に言えば、南極大陸にではなく島に湧いているのだが、勝手に南極温泉としておく。ビーチが温泉になっており、波打ち際は海水が温かい。湯気が立っており、砂浜を掘れば温泉だ。出てくる湯は触れないくらいに熱い。指宿の砂湯に似た極上の温泉だ。浜辺に寝っ転がるとポカポカして幸せな気分になる。

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Ocna Mures  (ヨーロッパ)

 入浴  1998年9月5日
 国名  ルーマニア
 町名  Ocna Mures
 施設  Baile Sarate
 料金  8000レイ(107円)
 アンティークな建物の共同浴場で、湯は緑色の超ウルトラ強塩性。湯の出口には分厚く結晶した塩がこびりついている。塩分が強いため肩までつかれず、どうしてもプカプカと浮いてしまう。そのため、入っている人たちはピョンピョンと飛べはね、肩まで浸かったり浮いたり。傷口はとてもしみるし、顔を洗うと目があけられなくなる。スチームサウナもあり、雰囲気がとてもいい。

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Mawira  (アフリカ南部)
 入浴  1998年4月21日
 国名  マラウィ
 町名  Nkhotakota
 施設  川
 料金  無料
 マラウィ湖畔の町ンコタコタから数キロ。写真の大釜のところまでバイクで行ける。この大釜を見た瞬間、湯船に違いないと思ったが、洗濯場だった。水が貴重なアフリカでは、湧いたお湯は真っ先に飲み水や生活用水に使われる。入浴の温泉はここからちょっと坂を下った川だ。湯はとても熱く、僕好みの天然温泉だった。

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Magadi  (アフリカ北部)
 入浴  1998年6月6日
 国名  ケニア
 町名  Magadi
 施設  Magadi湖畔
 料金  無料
 ナイロビから南西に110キロ、マガディ湖畔にわく。周辺に集落はなく、聞ける人もおらず、場所はとてもわかりにくい。掘れば湯が湧いてくるので、自分で湯船を作る。寝湯でなんとか浸かれる程度だが、このような原始温泉にめぐり合うと、地平線に向かって叫びたくなる。実際に叫んでしまった。付近はフラミンゴが多くバードウオッチングにも最適。湯は強塩性で乾くと身体が白くなる。

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Haymana  (西アジア・中近東)
 入浴  1998年10月15日
 国名  トルコ
 町名  Haymana
 施設  Kaplica Isletmeleri
 料金  200トルコリラ(88円)
 アンカラの南南西70キロの共同湯。採光がうまくなされた明るい浴室に白い大理石? が映える。湯は熱く、浴槽も深い。この地区ではお気に入りの温泉が多く甲乙つけがたいが、海外温泉100湯目となったハイマナ温泉をベスト1にした。

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Manikaran  (南アジア)
 入浴  1998年12月15日
 国名  インド
 町名  Manikaran
 施設  共同湯
 料金  無料
 避暑地マナリーに向かう幹線道路のkuluの町手前の分岐を右に折れる。ダートが断続する細い山道を35キロ進むと閑静な山あいの町マニカランに出る。安宿にも温泉があるが、それに満足せず共同湯にも足を伸ばそう。インド人は沐浴感覚で、湯船の中で身体を洗うのでちょっと湯は汚いが、インドの文化を垣間見ることができる。町中ではあちこちから湯煙が上がり、カランカランとゲタの音が聞こえてきそうな雰囲気がある。

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Chae Son  (東南アジア)
 入浴  1999年3月24日
 国名  タイ
 町名  Chae Son National Park
 施設  
 料金  20タイバーツ(65円)
 チェンマイ南東の町Lampangから1035号を北へ80キロ。国立公園内に湧いており、個室の入浴施設がある。コテージ風の建物て、内装は日本風、浴槽も大きく、湯は褐色、温度もちょうどよく、◎、◎、◎。

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Dougras Hot Springs  (オーストラリア)
 入浴  1999年7月6日
 国名  オーストラリア
 町名  Dougras
 施設  川と池
 料金  無料
 ダーウィンから南に200キロ、ダグラス川近くの天然温泉。源泉は池になっており、ここからお湯が流れ出し川になっている。川の方は当然ぬるめで、オージーたちはこっちで浸かっているが、日本人は池に行こう。もちろん、足はつかないが、湯はかなり熱く長湯はできない。乾季に行けば毎夜、すばらしい星空を見ながらの入浴が楽しめるだろう。

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